ごあいさつ
第5回ピアノWeb発表会にお越しくださいまして、誠にありがとうございます。
ご参加、ご視聴いただきました皆様のおかげで発表会を開催することができました。
今回のプログラムは【第一部 心を燃やせ】【第二部 Go To ピアノで世界一周】となっております。
【第一部 心を燃やせ】では熱く燃え上がるような作品や練習に熱が入った作品等様々な角度から選曲/ご参加いただきました。
ご参加いただきました皆様のピアノに対する情熱を共有いただけますと幸いです。
【第二部 Go To ピアノで世界一周】では世界の国々/都市/観光名所等が含まれる作品に限定しプログラムを構成しております。
外出自粛期間ではありますが演奏を聴いて旅行した気分を味わってくださいませ。
PROGRAM ~心を燃やせ~
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【ピアニスト】:線香花火かつ(2nd)&いずみ(1st)さん
【曲名】:仮面舞踏会
【作曲家】:ハチャトゥリアン
【コメント】:ハチャトゥリアン作曲『仮面舞踏会』はフィギアスケートの浅田真央さんが初めて参加したバンクーバーオリンピックのショートプログラムで使用された曲ですね
日本の期待を一身に背負い世界で戦った浅田真央さんはもちろんのこと、テレビで見ていた私たちも応援に熱が入りました
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【曲名】:前奏曲 op.23-5
【作曲家】:ラフマニノフ
【コメント】:15年ほど前に2年間ピアノを習っていたのですが暫く習うのを中断していました。でも、また習いたくなって5年前にピアノを再び習い始めました。
せっかくピアノを習っているのだから、自分ひとりでは到底完成できそうもない曲を選んでみよう、ということでこの曲を選曲しました。
結果、当時先生に教えてもらって6ヵ月練習しても思うように弾けるようにはならずに終わったのですが、最近、また弾き始めたところ、今回は結構仕上がりました。この曲を弾くととっても気合が入ります。
今年はこの曲でコンクール勝負だ! 予選が通ったら、ですが。(笑)
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【曲名】:ワルツOp.39-4
【作曲家】:ブラームス
【コメント】:なんとなく最初に思い浮かんだのがこのワルツでした。短い曲ですが結構必死にならないと弾けません(泣)
ショパンのワルツとは、かなりイメージの違うワルツですが、なかなか良い曲だと思います。
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【ピアニスト】:手羽先さん
【曲名】:エチュード Op.25-2
【作曲家】:ショパン
【コメント】:1年ぶりにWeb発表会に参加させていただきます。
かつさん、いつも素敵な企画ありがとうございます。
今回、ピアノ人生(?)初のショパンエチュードに挑戦中の状態を「心を燃やせ」テーマに重ねました。
まだまだこれから・・・の拙い演奏ですが、大人になってからでも奏法次第でエチュードに挑戦できる!?という希望と熱い心を持ってこれからもピアノを続けていきたいです。
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【ピアニスト】:BB鉛筆さん
【曲名】:地獄の復讐が我が心に燃え」(オペラ「魔笛」より)
【作曲家】:モーツァルト/編曲:内田ゆう子
【コメント】:有名な夜の女王のアリアです。「心」と「燃える」が両方タイトルに入ってます!だけど、地獄の復讐…って、おかーさん、それ、燃やしちゃダメなやつ~!しかも、自分で手を下すのではなく、実の娘に人殺しを強要して、「出来なければ私の娘じゃないよ!」…恐るべし。最強の毒親っぷりですね。でも、最強の人気キャラでもありますよね、夜の女王。
この楽譜は、ぷりんと楽譜で見つけました。編曲によるアリアの再現度がすごい!と感動しました。
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【曲名】:ピアノソナタ第30番第1楽章
【作曲家】:ベートーヴェン
【コメント】:この一か月余り、心を燃やして(?)全精力をこの一曲に注ぎ込みました。とは言ってもまだまだ仕上がり途中で、止まったり間違えたりもなかなか減りません。こんな状態の演奏を発表会に出すのは聞いて頂く方には失礼かと思いますが、コロナの影響でピアノレッスンが当面無くなってしまい、頑張れる気力が落ちてきましたので、この辺で一度発表させてください。
この曲は大好きで昔から憧れの曲だったので、手を付けられるというだけで嬉しいです。
ただ、この曲を聴くとヒバリが空を飛びながら絶え間なくさえずり続けている様子を想像するのですが、自分が弾く時はそんなこと頭から消し飛んでいるんですよね。それが悲しい。もっとリラックスして弾こうと思ってるんですが。
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【曲名】:アディオス・ノニーノ
【作曲家】:アストル・ピアソラ
【コメント】:ピアソラが最愛の父の死に際して鎮魂歌として書かれた曲ですが、自身の作曲した作品の中で最高の曲と称しているそうです。
今回テーマが『心を燃やせ』ということで、自分が聞いて情熱的になる曲を選びました。
短い編曲にもかかわらず、結局何度取り直しても間違わずに弾くことができず大苦戦しましたがとりあえず初動画Upしてみましたのでどうぞよろしくお願いします。
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【曲名】:喜びの島
【作曲家】:ドビュッシー
【コメント】:メラメラ燃える恋、不倫相手と島への逃避行ということでこの曲(注: 実体験には基づいておりません)。
ちなみにこの曲を弾くときにドビュッシーについて調べましたがそのあまりのろくでなしぶりと曲の素晴らしさとのギャップに萌えました。
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【ピアニスト】:いーさん
【曲名】:無言歌集より プレストアジタート(胸騒ぎ)
【作曲家】:メンデルスゾーン
【コメント】:昔、弾いたことがあり、練習では上手くいかなかったけれど、本番だけ上手くいった曲です。これ以上は弾けないと、封印していましたが、”心を燃やせ”というテーマだったので再挑戦して心を燃やしてみました。
最近、「胸騒ぎ」という題名がついていることを知りました。私の楽譜には書いていなかったもので。
題名がついているとまた、初心に戻って練習できて、良かったです。
PROGRAM ~GoToピアノで世界一周~
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【曲名】:フランス組曲5番 ガボット
【作曲家】:バッハ
【コメント】:フランス組曲の中でも、人気が高い曲ではないかな、と思います。何となく、東の果ての現代に生きる私でさえ、フランス貴族が踊っているようなイメージを持てます。子供の頃、バッハはそれほど好きではなかったのですが、この曲に限り、弾いていて楽しかったです。
フランス組曲の1〜5番は、バッハが作曲したクラヴィーアのための曲集で、アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帳の中に入っています。フランスと名前に付いていますが、バッハが付けた訳ではなく、フランス風なので、後からついたニックネームだそうな。今聞いても愛くるしい曲だなと思います。
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【曲名】:ロシアの踊り
【作曲家】:チャイコフスキー
【コメント】:チャイコフスキー作曲『ロシアの踊り』というと『くるみ割り人形』の『トレパーク』を思い出しますが、今回わたしが演奏したのは『白鳥の湖』の『ルースカヤ(ロシアの踊り)』
第3幕王宮の舞踏会で世界各国の踊りが披露されるなか、オディール(黒鳥)がソロで踊る曲…ただし最初の構想には含まれていなかったため主要曲ではなく現在はバレエでもカットされるのが一般的だとか。
ただ『12の中級程度のピアノ曲集Op.40』に加えられたことから、チャイコフスキー自身は気に入ったみたいですね。
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【曲名】:「世界を巡って」(作品9)より
【作曲家】:レビコフ
【コメント】:ロシアの作曲家 ヴラディーミル・レビコフ(1866-1920)の小品集「世界を巡って」(作品9)は、まさに今回のテーマにうってつけの曲集!! 全18曲の中から、5曲を抜粋し。演奏順序を一部変えて演奏しています。バルカローレあり、マズルカあり、エキゾチックな民族舞曲あり・・・バラエティ豊かで、弾いていてとても楽しかったです♡(「子供のためのやさしい小品集」と明記してある割には、満足な演奏にはほど遠いですが・・・)
お気に入りの楽器店のグランド(カワイ)で弾きました。画像はそのピアノ練習室です♪
(注)クラクフはポーランドの都市ですが、作曲当時はオーストリア領でした。
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【曲名】:パリの休日/Holiday in Paris
【作曲家】:ギロック/Gilock
【コメント】:ギロックは今まで一度も弾いたことが無かったのですが、この曲とっても気に入ってしまい、弾くことにしました。
パリには新婚旅行で一度訪れたことがあます。この曲、まさに休日にパリの街を散歩した気分に浸れるとっても良い曲です。
たくさん練習しなくてもまーまー仕上がるという点も気に入った理由の1つです。
メロディーラインに休日ののんびりした感じや、フランス語のイントネーションなどを感じることのできる、インスピレーションを感じる曲です。
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【曲名】:テネシーワルツ
【歌】:江利 チエミ
【コメント】:アメリカのテネシー州です。日本では江利チエミさんが歌って大ヒットした曲です。
以前ブログでこの曲の事を書いた時に、かつさんから歌詞の解釈についてすごく素敵なコメントをいただきました。今回は、その歌詞をイメージして弾きました。
しかし、こういう曲はクラシックにはない難しさがありますね。
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【曲名】:鎌倉
【作曲家】:三枝 成彰
【コメント】:日本の鎌倉です。NHK大河ドラマ「太平記」で使われた曲です。
足利尊氏(真田広之)の妻 登子(沢口靖子)のテーマだそうです。
今回の旅行テーマは想像が膨らみたくさんの曲から選ぶのが大変でした。
ちなみに今回落選?は「南極」「ノルウェー」「カナリア諸島(スペイン)」でした。
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【ピアニスト】:しまりすさん
【曲名】:巡礼の年 第2年「イタリア」より「ペトラルカのソネット第104番」
【作曲家】:リスト
【コメント】:リストは14世紀の詩人ペトラルカがラウラへの愛を歌った詩集「カンツォニエーレ」に感銘を受け、そこから抜粋してテノールの歌曲を作り、その後ピアノ曲に編曲しました。
この第104番の詩の大意は、恋に落ちた喜びと苦しみの二面を歌うものだそうです。いくつか訳された物を読みましたが、どれも内容はドロドロでした。
リストは当時マリー・ダグー伯爵夫人と、いわゆる愛の逃避行中で、抑えきれない感情の高揚を巧みに表現している・・・とのことですが、私が弾くとどうにも必死感がつきまといます。
余談ですが、マリー・ダグー伯爵夫人との間に3人の子供を得ましたが、その中の1人が 後にワーグナーの妻になったコジマです。
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【曲名】:シシリー島の小さな貝がら
【作曲家】:三善晃
【コメント】:家にあった楽譜をパラパラとめくっていたら、テーマに合致する曲を見つけたので、せっかくなのでと練習してみました。被っていたらすみません。
最後以外ペダル指示なしで、全部つなげて弾きなさいと言わんばかりの指使いだったので、なめらかに弾きたかったのですが、中盤あたりからいっぱいいっぱいになって左手が途切れがちになってしまいました。
個人的には、ペダルなしにすることで、あえて寂しさや貝がらのちっぽけさのようなものを表現しているのかなと思いました。
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【ピアニスト】:BB鉛筆さん
【曲名】:「アルプスの少女ハイジ」テーマ曲「おしえて」
【作曲家】:渡辺岳夫/編曲:大田桜子
【コメント】:ある世代の日本人にとって、アルプスはブラウン管(←ここ大事!)の中に存在するもので、日曜夕方は30分間のスイス旅行の時間でした。実際にスイスに旅行に行ける人は限られていた時代だったと思いますが、「スイスに行った気持ち」にはどっぷり浸れました。海外旅行が難しくなった今こそ、「ハイジ」を観て、スイスに行った気持ちになろう!
この楽譜も、ぷりんと楽譜で見つけました。編曲の大田桜子さんは、合唱曲の作曲・編曲で有名な方らしいです。凝った編曲は弾きこなすのが難しく、この数か月で一番苦労した曲です(何をやっているんだか)。
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【ピアニスト】:いーさん(1st)/ BB鉛筆さん(2nd)
【曲名】:ハンガリー舞曲 第1番
【作曲家】:ブラームス
【コメント】:ブラームスのハンガリー舞曲は、厳密にはジプシー(ロマ)の音楽を元にしたものらしいので、ハンガリーの人たちにしてみると、日本人がハリウッド製のヤクザ映画を見ているような、ビミョーな気持ちになるのかも知れません。想像の中だけの、どこにもない場所としてのハンガリー…こんなご時世には、むしろふさわしい旅行先なのではないでしょうか。
レンタルスタジオで1時間ねばって録画を試みたのですが、集中力が切れてどんどんミスが多くなり、結局使ったのは最初に撮った動画でした。後の時間は何だったのか…。
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【曲名】:チュニジアの夜
【作曲家】:ディジー・ガレスピー
【コメント】:アフロと4ビートのリズムの組み合わせによるエキゾチックな雰囲気のあるビバップの名曲です。
曲名に地名がつくもので、弾けそうなものがこの曲しか思いつきませんでしたwww
エキゾチックな気分になるには、程遠い拙い演奏ではありますが練習していてとても楽しかったです。
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【曲名】:ロンドンデリーの歌(ダニーボーイ)
【作曲家】:アイルランド民謡
【コメント】:ロンドンデリーの歌はアイルランドの民謡で、イギリス領北アイルランドでは国家としての扱いを受けています。様々な歌詞によって歌われていますが、特にダニーボーイが有名です。
曲のタイトルにロンドンってついているからイギリスのロンドンのことかと思ったら、そうではなくて北アイルランドの県の名前、ロンドンデリー県/デリー県に由来していました。
私がこの曲を選んだ理由は、民謡なら私でも弾ける曲があるかもしれないという単純な発想からです。
ネットでお借りしたアイルランド島(アイルランド共和国も含めて)の写真を集めてスライドショーも作ってみたので、楽しんでいただけたら嬉しいです。
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【ピアニスト】:チョコさん
【曲名】:アルプスの夕ばえ
【作曲家】:エステン
【コメント】:どちらかというと、しっとりセンチメンタルなイメージの多い夕暮れですが、この曲はなんとも派手!
ハイジのように「山が燃えている!」と叫びたくなるような、雄大な山岳の夕映えなのでしょうか。それとも晩鐘の鳴り響く山あいの村で、何かドラマが起こっているのでしょうか。
この曲は子供の頃に、姉が弾いていた時から好きでした。
自分も発表会で弾いたような、弾かなかったような。
その姉のお下がりである40年物のピアノピースを掘り出して楽しみました。
ラスト11小節ひたすらB♭コードを叩きまくる潔さが、なんとも爽快な曲です。
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【曲名】:雨だれ前奏曲
【作曲家】:ショパン
【コメント】:最近よく思い出す曲で、それならいっそのこと弾いてみようと思い練習しています。
今回、テーマのGo to ピアノで弾きたかった曲が仕上がらなかったので、ショパンがスペインのマヨルカ島に滞在中作曲したこの曲を選びました。大雨の中、陰湿な寺院の中で、弱ってた時に作曲したそうですが、そんなことなど想像できないくらい、美しくも想像力をかきたてる曲だと思います。
最後にハプニングがありますが、発表会時の想定外の出来事ということでお許しください(~_~;)。
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【曲名】:トルコ行進曲
【作曲家】:W. A. モーツァルト
【コメント】:もはや紹介の必要などないほど有名なクラシックピアノの王道♪ど真ん中コースのトルコマーチが、直行便であなたをイスタンブールへご案内します♪
途中ちょっとあやしい箇所もありますが、それも含めて、スリリングなフライトをお楽しみください。(^m^)
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【曲名】:ナポリのセレナーデ
【作曲家】:アルフレート・グリュンフェルト
【コメント】:『GoToピアノで世界一周』のテーマに沿った曲を探して出会った曲です。
ナポリといえば、美しい海に燦々と輝く太陽、温暖な気候と陽気な人々、そして美味しい食事???らしい(私は訪れたことがありませんが)
セレナーデは小夜曲ともいい、もともとは「夕べに女性のために歌われる恋の歌」という意味合いがあるそうです。
この曲の中にも「マンドリンのように」と楽譜に指示された部分があり、男性がマンドリンを弾きながら歌う情景を思わせます。
いつもながらミスタッチあり、つたない演奏ですがよろしくお願いします。