ごあいさつ

第9回ピアノWeb発表会にお越しくださいまして、誠にありがとうございます。
ピアノWeb発表会は今年で5年目を迎えました。思いつきで始めた企画ですが、皆さんに支えられここまで続けることが出来て、感謝の気持ちでいっぱいです。。
今回のプログラムは【第一部 はじまり音楽】【第二部 絵画と音楽のある風景】となっております。

【第一部 はじまり音楽】初心不可忘。いつまでも楽しむ気持ちを忘れないようにこのテーマを選びました。
前奏曲やピアノ再開後初めて習った曲など「はじめて」にまつわる作品を沢山寄せられました。

【第二部 絵画と音楽のある風景】新しい試みとしてオディロン・ルドン作「青い花瓶のアネモネとリラ」から作品をイメージし演奏していただきました。
儚げな作品から神秘的な雰囲気の作品までルドンの作品見ながらお楽しみください♪

PROGRAM ~はじまり音楽~

  • 【ピアニスト】:くらぽんさん

    【曲名】:6つのソナチネ第3番 第1楽章 Op.55-3 

    【作曲家】:クーラウ

    【コメント】:「はじまり」という言葉にたっぷり甘えて、第1楽章のはじめの部分のみ弾かせていただきました。
    それなのに、ミス連発です。
    演奏はボロボロですが、たくさんの気付きがあり、次へとつなげていこうという気持ちが湧いてきました。

  • 【ピアニスト】:MrBachLoverさん

    【曲名】:前奏曲 op.3-2 「鐘」

    【作曲家】:ラフマニノフ

    【コメント】:こちらの曲は5年前、初めての発表会で弾いた曲になります。ピアノは中1から独学でしたが、40歳の頃。はじめてピアノを習いました。発表会に出たかったのですが先生からあっさり、はい。まだ早いですねー。チーン。
    結局42歳までの2件間習いましたが発表会に出ることはありませんでした。50歳になってまたピアノを習いはじめまして、初めての発表会で弾いたのがこの曲です。この動画は発表会前日の収録になります。発表会もまーまー弾けて、先生にめっちゃ褒めていただきました。
    この頃、まだ電子ピアノ環境しかなくて、付き1~2回(1回1時間)スタジオを借りてグランド弾いてました。今聴くとタッチが硬いですねー。(汗)
    タッチが硬いところ、うまく弾けてないところを含めて、味のある演奏で今でも大変気に入っています。
    選曲理由)選曲理由は、現代ピアノの性能をフルに発揮できる曲だからです。fffの爆音からpppの超ピアニッシモまで使って音楽を表現。アジタートの焦燥感、ソステヌート使いまくったサビ。どれも、私の演奏の設計の通りであり、そして、わたくしの「こう弾きたい」をフルサポートしていただいたピアノの先生のご指導も、すごくうまくいった1曲だなーって思います。

  • 【ピアニスト】:ルーパーエッグさん

    【曲名】:(海辺への散策シーン~)記憶の海 Sea in subconsciousness ~ 思いは海を越えて

    【作曲家】:村松 健

    【コメント】:今年、3月から4月にかけて電子ピアノを持って宮古島にいきました。
    野外ではほとんど演奏できませんでしたが、海辺で2曲演奏しました。野外での演奏ははじめてでした。
    冒頭には、海浜ふるさと公園という最近できた公園の裏手から海辺に入るシーンを入れています。曲は村松さんの海にちなんだ曲です。

  • 【ピアニスト】:ルーパーエッグさん

    【曲名】:陽だまり~せつないなら空をごらん~永遠みたいな陽だまりで~バルーンムード

    【作曲家】:村松 健

    【コメント】:(注意事項:動画では足の多い水生動物が常時遊泳しています。足の多い生き物が苦手な方はこちら(https://youtu.be/PN9ed9-GQjc)の演奏シーンのみの動画を視聴していただければ幸いです)
    国内(茨城~鹿児島に分布)では初夏の限定された期間にのみ水田に現れる、体長15 - 20ミリメートル程度のホウネンエビという生き物がいます。
    エビと名がついていますが、ミジンコの一種で、かつて夏休みの飼育教材として販売されていた「シーモンキー」の近縁種です。
    都心に近い郊外の田んぼではほとんど見当たらず、数百の田んぼを探した挙句、孤立した小さな田んぼに生息しているのを見出しました。
    以来、年初(「はじまり」)に遭遇する生き物として毎年5月後半に訪れています。このときに撮った動画に村松さんの曲を載せてエントリーさせていただきました。
    (このエントリーの「はじめて」はピアノ音楽とは関係ありませんでしたが、自身の「はじまり」にイメ-ジに近い音楽をのせたということでご容赦ください)

  • 【ピアニスト】:ルーパーエッグさん

    【曲名】:亡き王女のためのパヴァーヌ

    【作曲家】:ラヴェル

    【コメント】:ピアノ教室をやめてからはじめてピアノ曲に興味を持った曲です。当時は、楽譜を入手したものの、指で鍵盤を追っかけるような弾き方をしていたので、ほとんど弾けませんでした。
    その後、放置したまま、最近になってから、改めて演奏してみましたが、曲のゆったり感とは異なり、手の移動が結構忙しい大変な曲(更に余裕のある左手指を総動員して右手をサポートする必要がありました)だとわかり、当時弾けなかった理由を改めて認識しました。
    したがいまして、今回の演奏は、鳴らしている音はともかく、手の動きが自分なりの成果となりました。

  • 【ピアニスト】:しまりすさん

    【曲名】:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番より「プレリュード」

    【作曲家】:J.S.バッハ = ラフマニノフ

    【コメント】:バッハのヴァイオリン曲をラフマニノフがピアノ独奏用に編曲したものです。いつか弾いてみたいと憧れていましたが、偶然、楽譜を持っていることが判明し、激ムズ承知の上で挑戦してみました!
    結果、ミスだらけでお聞き苦しいままのアップとなってしまいましたが、この後も引き続き練習して、多少なりともマシな演奏をいづれ再アップできるように頑張ります。

  • 【ピアニスト】:チョコさん&ホルンちゃん

    【曲名】:ロマンス

    【作曲家】:サン=サーンス

    【コメント】:半年前に、近所の学校の音楽室でやっている器楽サークルに入りました。
    今まで4年間1人で細々と弾いていましたが、仲間ができて、初めての伴奏です。
    もともと、いつか人と合わせられるように上手くなりたい!という思いがあったので、夢が叶って万々歳です。

  • 【ピアニスト】:いーさん

    【曲名】:フランス組曲1番ニ短調より アルマンド・サラバンド

    【作曲家】:J.S.バッハ

    【コメント】:「今、抱えている曲でいっぱい、いっぱいでどうしようかな~。」と思っていたら、テーマが『始まり音楽』ではないですか!!たまたま、フランス組曲1番を練習中だったので、1番=始まりということで便乗させて頂きました。

  • 【ピアニスト】:BB鉛筆さん(1st)、いーさん(2nd)

    【曲名】:軍隊行進曲第1番

    【作曲家】:シューベルト

    【コメント】:「はじまり音楽」ということで、前の先生の時に、2人ともピアノ再開後初めて、連弾を経験したこの曲にしました。
    それぞれ相手は先生だったので、実は2人でこの曲を合わせるのは初めてだったのですが、今回のために1、2度軽く合わせただけでも意外に合うことに驚きました!
    同じ先生に習ったので、時間が経っても残っているものなのですね!
    今回は、今教わっている先生の演奏会で、美しい音色に魅了されたホールで演奏できたので、より楽しめました。(文責:いーさん)

  • 【ピアニスト】:ぴあのりこさん

    【曲名】:パリは燃えているか

    【作曲家】:加古 隆

    【コメント】:私が習っている日本画の先生が、この曲のオーケストラ演奏を聴いてとても素晴らしかったと教えてくれて、是非ともピアノで弾いてみてとすすめてくれたのがきっかけです。
    NHKのドキュメンタリー番組『映像の世紀』のテーマ音楽で、タイトルについては、ヒトラーが言った「パリは燃えているか?」の「燃えているか」を人間の愚かな破壊行為の象徴、「パリ」を人間が生んだ素晴らしい文明、文化の象徴とし、この二面性を表現するものとして、ヒトラーの言葉を引用したそうです。
    この曲を演奏すると、同じことを繰り返す人間の愚かさや虚しさを感じるとともに、それでも前を向いて生きていかなければならない人間の宿命や明るい未来も感じます。
    『終わりは、始まりである』まさに、それにふさわしい曲だと思います。
    今回の演奏は、収録予定していた日に家族が大怪我で入院という緊急事態で収録できなかったため、予備に収録していた発展途上のゆっくり演奏をアップしました。初めて加古さんの曲を弾きましたが、心に穏やかにも、切なくも、力強く荘厳にも響くこの曲、ずっと弾き続けたいと思いました。

  • 【ピアニスト】:もとブラス娘さん

    【曲名】:3つのソナチネ第1番 第1楽章 Op.20-1

    【作曲家】:クーラウ

    【コメント】:皆さんにも言わずと知れた、ソナチネアルバムの一番最初の曲。
    中学生の時、地元県内企業のローカルCMにこの曲が使われていて、最初の数小節までは耳コピで覚え、学校のピアノや自宅にあったオルガンで弾いていました。 言わば、私が一番最初に弾いてみたピアノ曲、ということに?!
    今回のweb発表会を期に、第1楽章のみですが、通して練習してみることにしました。
    やはり、、、事故だらけの演奏に。
    ハ長調のシンプルなメロディーが、途中で短調の箇所を幾つか通りすぎつつ、最後にまた、元気を取り戻したように終わる辺り、この春から新しい生活が始まって、色々と不安を抱えていたり、普段の生活の中で、ままならない事を抱えていたりする人達も、いつかは心が晴れるような時が訪れるといいな、、と思いながら、演奏してみました。
    (技術不足により、皆様に伝わるか、大変心もとないのですが、、)

  • 【ピアニスト】:BB鉛筆さん

    【曲名】:ABC

    【作曲家】:Gordy/Mizell/Perren/Richards

    【コメント】:まだ幼かったマイケル・ジャクソンがリードボーカルを務めていた兄弟グループ、ジャクソン5の曲です。デビュー曲ではありませんが、マイケルの栄光(と悲惨?)の歴史が始まった頃の曲でもあり、何しろタイトルが「ABC」。
    クラスのちょっと悪い男の子が、女の子に「君は学校に知らないことを教わりに来たんでしょ?僕が恋のABCを教えてあげるよ♪」と口説いている曲を、当時10歳ちょっとの可愛いマイケルが歌います!

  • 【ピアニスト】:かつ

    【曲名】:前奏曲集 第1巻より第12曲『ミンストレル』

    【作曲家】:ドビュッシー

    【コメント】:弾くことに必死すぎてユーモラスな雰囲気はありませんが、、音が飛んだりひっくり返ってまさにミンストレル!!

  • 【ピアニスト】:私はタワシさん

    【曲名】:前奏曲

    【作曲家】:中田喜直

    【コメント】:中田喜直氏の「小さい手のためのピアノ曲集」より、第1曲「前奏曲」です。
    この曲集、オクターブが届かない小さい手でも弾けるように配慮されており、また、サブタイトルには、「美しい音のための・・・」という名前がついています。
    音の粒が揃わなかったり、左手の5の指で弾く保持音の音価を完全にキープできなかったり、といつものことながら問題点の多い演奏ですが、ご容赦ください。

  • 【ピアニスト】:私はタワシさん

    【曲名】:前奏曲 Op.159-1

    【作曲家】:バンジャマン・ゴダール

    【コメント】:「ジョスランの子守唄」で有名なフランス・ロマン派の作曲家、バンジャマン・ゴダール(1849-1895)の「エチュード集Op.149」の巻頭を飾る曲です。 Op.149は、レベル別に4つの分冊になっていて、今回の曲は、もっとも演奏容易な、BOOK1「子供のための練習曲集」に入っています。
    この曲は一言で言えば 『ロマン派風味のインベンション』というところでしょうか。
    エチュード集の冒頭を飾るのにぴったりな曲だと思います。
    2年前に我がブログの「今週の録音」で取り上げたのですが、今回グランドピアノで録り直してみました。2年前の演奏と比べてほとんど進歩していないのが情けないです~

  • 【ピアニスト】:アンダンテさん

    【曲名】:3つの前奏曲

    【作曲家】:ガーシュウイン

    【コメント】:プレリュードが3つも入ってお得!! トリプル「はじまり音楽」です。ゆったりしっとり系の曲を弾くことが多かったのでキャラ変を狙って選曲しました。

  • 【ピアニスト】:やぢまさん

    【曲名】:Final Fantasyシリーズよりプレリュード~オープニングテーマ

    【作曲家】:植松伸夫

    【コメント】:大好きなゲーム音楽で、「はじまり」がテーマとくればこの曲しかありません!冒険の始まりを感じながら弾きました。

  • 【ピアニスト】:Tomさん

    【曲名】:「クープランの墓」より プレリュード

    【作曲家】:ラヴェル

    【コメント】:以前からブログを読ませていただいていて、私もいつか、Web発表会に参加したいと思っていました。
    今回のWeb発表会は、テーマが『はじまり音楽』ということなので、プレリュードなら参加させていただけるかなと思いました。
    よろしくお願いいたします。

  • 【ピアニスト】:Gariさん

    【曲名】:組曲ト長調 (Suite in G Major) Op.1 No.1 第11楽章

    【作曲家】:JH Fiocco

    【コメント】:『はじまり音楽』のテーマで、今回は私のピアノライフ再開後の『はじまり曲』をご紹介させていただきますね。
    再開後はじめての取組み曲であるFiocco作曲の組曲からの一曲です。2020年再開直後に撮った古い動画です。
    再開後初めての合格曲。YouTubeのアカウントを取るのも初めて、動画を公開したのも生まれて初めて。
    手に汗握りながら何度も撮り直したほろ苦い思い出の詰まった一品です。
    Fioccoという作曲家の名前を聞いたのも初めて、もちろん彼の曲を弾いたのも初めて。この作品は作品番号1番でFioccoのデビュー作。全12楽章からなるト長調の組曲ですが、私が弾いた第11楽章はホ短調。
    ホ短調はト長調の関係短調(平行調)だということを教わったのも初めて。スィートとはなんぞやとか、バロック時代っていつの時代?とか、そんなたくさんの「初めて」を経験した『初めて尽くし』の思い出深い曲です。
    密かにレアチャレにもいいかもと思っていた一曲ですが、今回のテーマに私的にはぴったりなので、この曲で参加させていただきました。

  • 【ピアニスト】:ハリネズミさん

    【曲名】:平均律1-3プレリュード

    【作曲家】:バッハ

    【コメント】:「ハミングバードの羽音のように軽やか」な曲です。春の始まりが感じられるようで平均律の中ではとても好きなプレリュードです。

  • 【ピアニスト】:ぎんねねさん

    【曲名】:交響曲第7番1楽章より(ピアノ版)

    【作曲家】:ベートーヴェン

    【コメント】:この交響曲は「のだめカンタービレ」によって多くの人に知られた曲ではないでしょうか。
    交響曲にあんまり興味がなかったでのすが、のだめの影響でかなり好きな曲になりました。
    この曲は「これから何かが始まる!」ような雰囲気がします。ただ、オケの曲をピアノで弾くとメチャクチャ無理があるというか、しんどいです。
    せめて連弾だったらもっと良かったのかもしれません。かなりガチャガチャの演奏になってしまっています。
    一度は挫折したのですが再チャレンジしました。

  • 【ピアニスト】:パロニアさん

    【曲名】:楽興の時 第2番 Op. 94-2

    【作曲家】:シューベルト

    【コメント】:30年のブランクを経て再びピアノを始めた、私の第二のピアノ人生の「はじまり音楽」がこの作品です。
    最高の先生に巡り会えたことと、その先生にこの作品をお勧めしていただことに、とても感謝しています。

PROGRAM ~絵画と音楽のある風景~

  • 【ピアニスト】:もとブラス娘さん

    【曲名】:「マ メール ロワ」より第5曲「妖精の園」

    【作曲家】:ラヴェル

    【コメント】:使用楽譜 共同音楽出版社刊 中島龍一著「ピアノソロ ドラゴン やさしいラヴェル」

    今回の新企画、お題の絵画を見て思い浮かんだのがコチラの曲。以前、行きたいと思っていた在京オケの公演で「マ メール ロワ」を演るので、予習のつもりで楽譜(一人で弾く用)を購入、最初の方だけyoutubeに動画アップ、、で、それきり手を付けていなかったのですが、今回エントリーをキッカケに、色々と調べてみると、面白い事が。。。

    お題の、ルドン「青い壺とミモザ、アネモネ」は、ググってみると、1913年~16年にかけて制作されたようです。ルドンの生没年は、1840~1916年なので、最晩年の作という事に。
    一方のラヴェル「マ メール ロワ」のピアノ連弾版は、1908~10年にかけて作曲、1910年初演。本人による管弦楽編曲版とバレエ音楽版は1911年になされています。
    ルドンの方が先に生まれているので、お題のほうも19世紀頃の作と思っていたのですが、意外に両作品の制作年代がほぼ同時期と言っていいくらい接近していたので、ビックリしました。

    「マ メール ロワ」は、皆さん御存知の通り、親しい知人の子供達、ミミとジャンの為に作曲されました。
    音楽の友社の連弾版楽譜の解説には、二人の子供達との交流と通して、母との子供時代を思い出していたのかもしれません、という記述とともに、第5曲「妖精の園」について、
    「ラヴェルが描いた妖精は、純真な子供の気持ちに寄り添い、勇気を与え、歩む道を照らし、守ってくれる天使のような存在に感じます」とありました。

    一方、ルドンが、お題の絵画を作成するに当たって、どのような心情にあったかは、残念ながら調べきれませんでしたが、19世紀も終わりに近づいた頃、ルドンが子供の頃を過ごした家と土地が売却されることになったようです。20世紀を迎える頃、彼の作風は、それまでのモノクロの中で魑魅魍魎?が蠢く世界から、色彩豊かで深い精神性をも感じるような、穏やかなものに変わっていきます。
    子供時代を過ごした懐かしい場所の喪失感、そこでかつて感じていた幸福感を、絵画の世界で取り戻したかったのかも知れません。

    今回のお題の絵画をみていると、ルドンの色彩豊かな作品に共通している、多彩な色使いだけれど、少し物寂しさを感じる雰囲気、ソフトなタッチで、現実の世界からは離れているような、、そんな感じを改めて受けます。

    一方「マ メール ロワ」の「妖精の園」も、子供が持っている素直な感性、それ故に感じ取れる世界。。サン・テグジュペリが「大人は、自分が子供だった頃の事を忘れている」「大切な事は目に見えない」などと言っていますが、先の二人も、作品を通して同じような事を伝えたかったのかな、、という気がしています。

  • 【ピアニスト】:かつさん

    【曲名】:ワルツ第9番『別れ』

    【作曲家】:ショパン

    【コメント】:ルドンの儚く物悲しい雰囲気はショパンにぴったり♪と思い選曲しました。
    演奏の粗を誤魔化すべく編集を頑張ってみましたが…ルドンの亡霊に取りつかれたひとみたいになりました。

  • 【ピアニスト】:chiyさん

    【曲名】:4つの前奏曲Op.37よりNo.1. Mesto/B-moll

    【作曲家】:スクリャービン

    【コメント】:この絵画を見た時に、スクリャービンの音楽のイメージとふと思い、中でもこのプレリュードがなんとなく雰囲気に合いそうと感じました。
    この作品を弾いていて脳内に映像として浮かぶストーリーやイメージがあるのですが、語彙力が乏しい為に選曲理由は前述した通りとします。。
    見開き2頁の短い曲ですが、音の流れや間の取り方など難しかったです。

  • 【ピアニスト】:MrBachLoverさん

    【曲名】:メカニズムの練習(30番)練習曲26

    【作曲家】:ツェルニー

    【コメント】:お花の絵をみていたら、こんな曲が頭に浮かんできました。
    明るいだけのようで、実は少し影があって、見ていると吸い込まれていきます。そして、そこは幻想の世界。お花って、咲くのは一瞬で、じつは長い間成長し続けて、大地に根を張って、太陽の光を浴びて、芽を出して、双葉をひらいて、茎を伸ばして、成長して、つぼみをつけて、花が咲いているのは1週間ぐらいでしょうか。そして散っていく。その、もっとも輝く一瞬ともいえる短い時間を人は楽しむのです。
    (曲について)ツェルニー30番はメカニズムの練習曲。なので、一般的にはあまり楽しくないということになっています。が、分散和音のどの音に着目するのか。シンプルなメロディーをどう歌うのか。どの音を横のラインとして扱っていくのか、など、たくさんのお楽しみポイントがあるのです。

  • 【ピアニスト】:pianonさん

    【曲名】:ワルツ D.145 No.2

    【作曲家】:シューベルト

    【コメント】:春のお花モチーフのルドンの絵画。象徴主義のルドン作品なら、なんとなくサティとかドビュッシーが相性良さそうかなと思いますが、
    このお花のシリーズは、シンプルに美しく、そこにただ、花があって愛でているだけな気がします。
    お庭から集めてきた花で作った花束。日常を大切に生きていき、シンプルで、細やかな美しさに気づいたとき、
    古典からロマン派へ移行してきた時代の、シューベルトのワルツが合うかも。
    シューベルトのワルツは沢山ありますが、この D.145 No.2は、特に爽やかで、春の生命が芽吹いて、
    花が咲いてくる季節に合うかなと思い選びました。

  • 【ピアニスト】:BB鉛筆さん

    【曲名】:虹と薔薇のワルツ

    【作曲家】:吉松 隆

    【コメント】:この絵を描いたルドンさん、中野京子さんの本「怖い絵」によれば、長いこと色のついた絵が描けなかったそうですね。色彩を描けるようになってからも、代表作で本にも取り上げられた「キュプロクス」始め、見て落ち着かない感じのする絵が多い印象です。この花も、単にきれいというのとは違うような。それでも、白黒の絵の時代に比べたら、本人としては解放され癒されての表現なのでしょうか。
    曲のタイトルにある「虹色の薔薇」も、現実にはあり得ない花ですが、白黒の世界しか知らなかった人がはじめて色彩を得た時には、このように見えるのかも…という連想で選びました。曲調も、ちょっと病み上がりっぽいかな。

  • 【ピアニスト】:ハリネズミさん

    【曲名】:「展覧会の絵」よりプロムナード

    【作曲家】:ムソルグスキー(リムスキー=コルサコフ編)

    【コメント】:美術館の絵から絵へ、心赴くままに移り歩く様子を表現したかったのですが、重和音が多く、ミスタッチの山になってしまいました。

  • 【ピアニスト】:ぎんねねさん

    【曲名】:色とりどりの小品3つの小品Op.99-1

    【作曲家】:シューマン

    【コメント】:テーマのお花の絵を見た時から「今回はシューマン!」と決めていました。
    シューマンの曲から選ぶとなると難しい曲が多いので悩みましたが、弾いた事のない曲を選びました。
    とても短かい曲ですが優しい気分になる曲です。